奥深さとやりがい
設計部
Yuta Tanji
丹治 祐太
2021年4月 新卒入社
ものづくりから機械工学へ
もともと物作りには関心がある方で、細かい作業も不得意ではありませんでした。
小学生の頃、近くでやっていたロボットを作るイベントに参加して、ロボット作りに興味がわいた事を覚えています。
そのような事もあり、自ずと高校は理系、大学は工学系に進みたいと考えるようになりまして、大学では機械工学を専攻しました。
CADを使った設計や工具を使った物の加工、機械的な力学の計算などを学び、
4年次では旋盤などの工具の歴史について研究を行っていました。
大学は自分の興味に合わせて授業を選択できますが、特にCADを使った製図が好きで、充実した4年間を送ってきました。
身近な存在「エレベーター」
大学の卒業生情報から「日エレ」を知り、エレベーターの設計ができると知り、応募しました。
もともとは造船業への就職意向が高かったのですが、とても狭き門であった事と、設計をするのであれば、身近にある物に携わった方が、
自分の仕事としてより納得感と理解が深まるのではないかと思いました。
その点、エレベーターは今まで幾度となく利用してきたものでもあるので、仕事のイメージも湧きやすかったです。
大学の友人も、製造業への就職が多かったと思いますが、製造業の中でも自動車に関係する企業へ入社する傾向がありました。
私は車にあまり興味がないタイプで、エレベーターの設計を選択しました。
現場と工場の橋渡し
現場の図面を確認しながら、エレベーターを収めるための設計を担当しています。
入社してから現在まで30件弱のエレベーターを設計してきました。
設計は営業がエレベーターを受注した後の工程になりますが、基本的には2DCADで図面を作成し、
必要な材料をExcelにまとめ生産管理に提出したり、工場への製造指示や手配作業も私達の仕事です。
新規現場の打ち合わせに同行する事もありますし、既存設備の更新時には、現場で寸法測定を行う場合もあります。
エレベーターでも標準品と言われる物は設計部が担当しますが、組み立て工程が必要な特殊なものは3DCADでの作成が多く、
技術課や生産技術課に依頼をしています。
設計部は営業、施工管理、技術部門との調整・交渉含めたコミュニケーション力がポイントです。
複雑な調整が生み出すやりがい
4年が経ちましたが、特殊な現場の設計経験が少ないので、分からない点も多々あります。
コンクリート部分との距離や建物の形状によって取り付け方が変わったり、同じエレベーターでも、
カメラの有無など仕様によって設計方法が変わったりで、現場ごとに設置条件が異なります。
一見、エレベーターという箱物を、施設に収めるたけの単純作業に思えますが、実際の設計は、
設置する現場に合わせた細かな調整が伴う難しくて奥深い仕事です。
その分、自分で設計したエレベーターが、問題なく設置されたという報告を受けた時や、自分が設計したエレベーターの近くを通る度に、
大きなやりがいと達成感みたいなものを感じます。
設計者として
一人前を目指す道のり
入社当初は1週間かけていた仕事が1日で終わるようになっているので、それなりに成長実感はありますが、
まだ一人前ではないと感じています。
上司のチェックを通さず、仕事を完遂する事が目下の目標ですが、この2~3年でクリアしたいと考えています。
実務経験を積むために、より難度の高い案件にも挑戦していきたいです。
現時点では、他部署への異動は考えておらず、現在の部署でスキルアップを続けていきながら、
10年以上の経験を持つベテラン先輩方に追い付きたいと考えています。
部署に一つ下の後輩がいて、後輩育成に携わっているのですが、先輩として模範になる事の重要性と責任感を感じるようになり、
明らかに意識が変わりましたね。
私自身にとっても良い勉強になっています。
ワークライフバランスで
休日もリフレッシュ
繁忙期と閑散期があり、個人が担当する案件によって忙しさは異なります。
明確な繁忙期はないですが、 忙しい時期の残業時間は月20~30時間程度、閑散期は10時間以下で、
土日祝日はしっかり休みをとっています。
ウォーキングが趣味なんですが、休日は1~2時間歩く事がありますし、月1~2回は家族でテニスも楽しんでいます。
平日はしっかり仕事をし、休日もしっかりリフレッシュするようにしていますので、onとoffのバランスが取れています。
「日エレ」はこんな人が向いている!
設計部では、物作りが好きで、細かい作業を苦にしない人が向いていると思います。
全社的に真面目で誠実な人が多いので、多少不器用でもコツコツ粘り強く取り組みながら、
着実に前に進める事ができる人は相性が良いかもしれません。